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2007年12月6日
黒龍の樽が届きました
尼崎市の樽メーカーからの直送です
毎年、「こも」の無い裸の樽ですが、
今年は店舗改装したので使用後は店頭のディスプレイ用に使おうと思って、こもかぶりです。
当店では、届いた樽に熱湯を充填して、一晩置きます。
こうすると木の「アク抜き」になります。
下のワイングラスの中味は、8時間放置後の状態です。実際はもう少し赤みを帯びた紅茶のような色合いです。
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意外にも、酒造関係者でも樽の下処理を知りません。
当店では、この処理後にお酒を詰めて1週間〜10日
かけて香り付けしますが、ある蔵元の関係者が、
「そんなに置いたら飲めませんよ。3日位で出さないと」
と言っていましたが、それってアク抜きしないからで、
飲めない状態の正体はアクそのものです...
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上の樽の写真を見て、ワインの好きな方は横の木箱に目が行ったと思います。
商品の台にワインの木箱を使っています。お〜、マルゴーとパピヨン・ルージュにブランも。しかもマルゴーの箱は、1990年!すげー!!
昔は、12,000円で売ってました..
今では考えられません
ついでに店内の様子です
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左は、ワインセラーです。
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左上に何やら怪しい物が...
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ボランジェ Balthazar バルタザール12Lボトル(ダミーです)とエッフェル塔
このエッフェル塔は、マッチ棒で造った作品です。
(制作日数、約10日)
天気が良かったので、外でも撮ってみました。
ボランジェのダミー・ボトルは Salmanazar サルマナザール 9Lもあります |
エレキング2体、レッドキング、ゼットン、バルタン星人
何故浮いているのか?
これは、ペーパークラフトです。1体制作に約1週間
子供の手の届くところに置いていたら、1週間の苦労が一瞬で...
大きいエレキングは、約1mあります。
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こちらは、約40cmのミニ・エレキング
コピー用紙でできています。
ウルトラホーク 1号は、α号、β号、γ号の3機に分離します。
エレキングはほとんど白黒で、造りも簡単です。
上の写真の奥にいるエレキングがオリジナルサイズ。
大小のエレキングは、それぞれ拡大、縮小コピーして造っています。
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ガラスが反射して、向かいの家や車が写り込んでよく判りませんね..
ワイン会で飲んだワインの瓶が店先に並んでいます。
上段にDRCエシェゾー、ラ・ターシュ(1959 Magnum)、
ルフレーヴ&L L のシュヴァリエ・モンラッシェ
下段 L L & ルロワ & マルトレーのコルトン・シャルルマーニュ
ピション、ラスカーズ、ムートンなど...フィジャックは61年です
見る人が見れば判るのですが、この辺の人は素通りです ハァ
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お宝(?)です
Chateau Latour 1963
ヴィンテージとしては最悪...
ラトゥールは、1964年から1級格付シャトーとしては最初にステンレス・タンクを導入していますから、
「ラトゥール最後の木桶仕込み」
くらいの価値かも知れませんが....
でも、ラベルがきれいで、しかもちょっと違います。
1988 、No.11、1963の表示があります。
実は、これ世界で唯一の番号。この3つの数字で、シャトー・ラトゥールに問合せると、所有者である私の名前が回答されます!
このワインの正体は?
1988年に、蔵元にてリコルク(コルクの打ち替え)をした
ものです。
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ワインは、どんなに良い条件で保管していてもコルクが硬
化してしまいます。その寿命は25年と言われ、シャトーの地下に保存されている19世紀からのワイン(シャトーではライブラリーと言っています)なども、
25年ごとにコルクを替えています。
つまり、このワインはちょうど25年目の1988年に(とは言っても、瓶詰めされたのは
1965年だから、23年目ですが...)リコルクしたものです。
右の写真の左が、抜栓したオリジナルのコルク。1963が縦に刻印されています。
右の1986は、1988年に瓶詰めしたばかりの86年物で、訪問時にテイスティングのために抜栓してくれたものです。つまり、ほぼ新品。
太さの違いが判ります。
触ると明らかに硬さが違います。弾力がなくなって、ボトルの内径で硬化しています。
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1988年に訪れた際には、ラ
トゥール訪問は最初から予定されていたので、偶然パリで見つけたこのワインを持参しました。
シャトーを訪問した際に、ボトルを出してリコルクを申し出ると、案内してくれる担当者は一瞬「おっ!」と驚いたようです
が、すぐに Maître de Chai
メトル・ド・シェ つまり醸造責任者(日本酒なら杜氏)を呼んで来てくれました。そして、
「彼が先ず状態を確認させてもらい、劣化していると判断し
たらその場で廃棄処分にするけど良いか?」
と尋ねられました。通常の訪問ではお会いする事など出来ない人です。会えただけでもラッキーですから、勿論OKです。
さすがに、状態確認の場に立ち会う事は許されず、シャトーの歴史を紹介するスライドショーと、シャトー内の醸造設備と畑の見学をして、テイスティング・
ルームで上の写真にある1986の試飲となったところで、メトル・ド・シェがボトルを持って現れました。
シャトーに持ち込んだ際には、ラベルは一部破れていて、液面も下がっていましたが、新品に生まれ変わって返っ
て来ました。
そしてこのラベルを示し、説明してくれました。
このラベルがあるということは、1988年の時点で中味の状態が健全であったという証明書となること。そして、この3つの数字で所有者を登録するので、と
名刺を求められました。
もし、オークション(1988年当時にはネット・オークションなんてありませんから、サザビーズやクリスティーズを意味しています)に出品した際に、
入札希望者がこの3つの数字でシャトーに照会すれば、登録された所有者と出品者が同一かの確認が出来ます。もしも、これが異なる場合は、少なくとも1回以
上の譲渡や売買がなされたと判断される訳です。
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