須高地区(須坂市・小布施町・高山村)でのワイン造り

2006年9月11日
地元でワイン造りを行っている小布施酒造・ドメイヌ・ソガさんと、独自ののワイン造りを目指す楠農園さんの収穫目前の畑の見学に行って来ました。

普段車で通っている道から少し入った所でこのようなぶどう栽培が行われていることに、はっきり言って驚きました。


楠農園(高山村)

シャルドネ

楠農園(高山村)

シャルドネ

葉や果実の表面の揃い部分は、石灰とボルドー液(硫酸銅)散布によるもの。

これらは、100年以上に渡り使用されており、安全性には問題の無いものです。

果実に付着していても、果汁にして発酵、貯蔵の間に沈殿するのでワインへの混入はありません。

楠農園(高山村)

楠氏

楠氏の考え方により、コルドン線(横に渡してある針金)は通常よりも高い位置(1.2m)に設定。

日本の湿潤な気候と、雨の際に地表からの飛びはねを避けるため。



楠農園(高山村)

シャルドネ

3年目の樹です

楠農園(高山村)


ヴィオニエ
1年目

楠農園(高山村)


ヴィオニエ
1年目

楠農園(須坂市)

メルロー

昨年初めてワインにしたが、非売品で現在熟成中。
テレビ取材で中島史恵さんにプレゼントしたのはこのワインです。

楠農園(須坂市)

メルロー

楠農園(須坂市)

メルロー

現在、糖度は18度

22度位まで上げたい
そうです

隣の畑の巨峰は、現在19度でした。
(巨峰は17度以上で出荷可能だそうです)


楠農園(須坂市)

メルロー

現在畑は10ヵ所

より標高の高い所では、リースリングも栽培



楠農園(須坂市)

メルロー

楠氏は、上に伸ばす枝と、下に伸ばす枝とに分けて、葉がより多くの日光を受けられるように栽培。

畝の間隔、株の間隔を広くすることで、隣の畝に日陰を作らず、風通しよ良くすることで病害の予防を計っています。

小布施酒造

高山村の畑
斜面下部に見えるのが須坂市

畑は数箇所に点在するが、この畑が小布施ワイン・ドメイヌ・ソガの最高級品となる





小布施酒造

高山村の畑

南北に並ぶ畝
画像中央はカベルネ・ソーヴィニオン

左手にメルローとシャルドネ

小布施酒造

カベルネ・ソーヴィニオン
樹齢8年目

小布施酒造

カベルネ・ソーヴィニオン

フランス式の剪定

小布施酒造

カベルネ・ソーヴィニオン

白い斑点は、石灰とボルドー液

これらは化学肥料や農薬のように葉や果皮から浸透することはなく、表面に付着しているだけなので安全

むしろ、このような白い付着物が無いと言うことは、何等かの農薬を使用している証拠になってしまう

小布施酒造

メルロー

小布施酒造

メルロー

小布施酒造

メルロー

小布施酒造

メルロー

カベルネよりも甘味が強く収穫は早い

カベルネは酸味が強く甘味はこれから

小布施酒造

ピノ・ノワール

小布施酒造

ピノ・ノワール

小布施酒造

ピノ・ノワール

小布施酒造

ピノ・ノワール

小布施酒造


シャルドネ

小布施酒造


シャルドネ

小布施酒造


シャルドネ

雨よけの為にビニールシートをかけています

小布施酒造


シャルドネ

今年の7月は長雨で灰色カビ病が発生

8月に入り晴天続きで解消

黒い部分が、灰色カビ病にやられた部分

収穫時には、この部分は取り除く

小布施酒造


シャルドネ

別の畑では、サンジョベーゼ、バルベラなどのイタリア系品種や、プチ・マンサンなどの南の品種も栽培しているそうです。
そこには、地球温暖化を見越して平均気温が上昇するとの前提もあるとか

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